R-18

罪作りな美しい彼の災難

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A6 無線綴じ 表紙クリアPP / 118ページ (本文114ページ) この商品はpixivFACTORYの同人誌印刷サービス( https://factory.pixiv.net/books )で印刷・製本されます。 注意!必ず確認をお願い致します。 ※※※すでに持っている方、読んだことがある方は、ご購入を気を付けて下さいませ。 ※利用規約に伴い、タイトル変更しました。 ※重要※以前はインモラルドラッグというタイトルで販売しておりました。タイトルを変えただけで内容は全く同じです。 ロー受け小説は一つしか販売してないので何らかの形で購入済みであれば、同作品です! そして、以前、pixivに公開していた作品でもあります。 (今は公開していません。) ※冒頭部分を是非とも照らし合わせて同じだと思ったら購入は、 よく考えて下さいませ。 44129文字 ロー総受け小説です。鬼畜な展開ですのでご注意下さいませ。 サンジとゾロが薬を使ってかなりローに酷いです!! 本当に酷いので何でも大丈夫な方のみ!自己責任でご購入を検討下さいませ。 その対比でルフィとは純愛展開です。 おまけでシーザー×ローもあります。 こちらもローがかわいそうなエロです。 時系列はパンクハザード辺りのはなしです。 せっかくだから本にしてみました。 小説冒頭部分↓ その姿を、美しいと思った。 それは極自然に浮かんだ言葉だった。 それを目に映すたびに、やっぱり美しいとしか言葉が思い浮かばなかった。 サンジは、海賊船サウザントサニー号の二階に設置されているキッチンから出て、 すぐ目の前にある手摺に肘をかけて、甲板を見下ろしていた。 サンジの視線の先には、船の右舷側に肘を付いて、海を眺めて佇むトラファルガー・ロー が居た。 ルフィのいつもの気まぐれで、また正体の良く分からないものを船に招き入れやがって… と諦めつつも許容したのはほんの数日前。 しかしやはり我が船長ルフィの、鑑識眼は間違いないと、感心しているのが今現在だ。 見た目の美しさもさることながら、ローという男は、知れば知るほど不思議とその魅力の 虜囚となってしまう。 コックの視点から見れば、食べ物の好き嫌いの多い実に面倒くさい男だった。 しかしそれが、あの知的で冷静で気位の高そうなローが、子供みたいに不貞腐れた顔を サンジにだけ向けて、パンは嫌いだ。 と言われた日にゃあ 何故だかいつもより張り切っておにぎりを作って、お姫様に献上するような気分で そりゃあ、おにぎりをローに差し出すさ。 それで美味しいと喜んでくれると思いきや、一旦口に入れたおにぎりの具を おえっ…と吐き出して、ローはこれ以上ないというくらいの渋面を作って見せて 「…梅干は嫌いだ。」とのたまった。 アレが嫌いだコレが嫌いだと子供みてぇに…とサンジの内心のイライラは計り知れない。 少量だったとしても、食べ物を粗末にする行為は許しがたいのだ。 女子に対しては寛容なサンジだか、男に対してその寛容さを発揮された事がない。 しかしソコをグッと堪えてローを睨んでいると、ローに涙目で睨み返された。 「………。」 「……あ!………わ…悪い…」 泣くほど嫌いだったのかと、涙ぐんだローに眼を奪われて、思わずサンジは謝罪して しまった。なんというのか涙目の金色の目が、とても美しかった。 「…う…梅干じゃねーだろうな…?」 ローが恐る恐る次のおにぎりに手を伸ばす。 「違うよ。」 サンジが言うと、案外あっさりとローは次のおにぎりに食いついた。 その食いつきの潔さに、少しだけ意外だと感じてサンジは目を見開いた。 用心深そうな印象をローに持っていたので、泣くほど嫌いなものを食わされた直後だけに 羹に懲りて膾を吹くような、不必要な慎重さを見せるかと思いきや あっさりサンジの言葉を信じたのだということがその行動で見て取れた。 疑う必要のないところでは、こっちが不安になるほど簡単に信じてしまう 人の良い男なのだと思わせ、サンジは知らずに優しげに微笑んでいたのだった。 さらには、次のおにぎりの具の焼き鮭がどうやらローの好みにあったらしく 「うまい。」と言って口いっぱいに頬張り、ひまわりの種を口いっぱいに入れたハムス ターみたいに、ほっぺたを膨らませ、小さな口を一生懸命動かして咀嚼しているローの 顔の可愛らしさの破壊力といったら…筆舌に尽くしがたい。 天使かと思ったほどだ。 優しげに微笑み、愛玩動物でも愛でるような眼差しでローを見ていたら 「なんだよ?」とローに不思議顔をされたのでサンジは「なんでもない。」とそっぽを 向いた。 そっぽを向いたサンジの頬は微かに赤く染まっていた。 そんな出来事を思い返しつつ、サンジはローの姿を見詰めていた。 美しいと思うのは、なにも見た目だけの事ではない。 ローを見ていると何故だか、海賊だというくせに、荒々しさや粗雑な印象はなく どちらかと言うと凛として清廉で美しい。 その美しさの裏にはどこか危うく、千切れるギリギリまで引っ張られた弦のような緊張感 もともなう。 その上、つねにあの濡れたようなしっとりとした色気を、首筋や手首や指先やあるいは ふとしたときの眼差しから溢れさせているので、ますますローに魅せられて近頃は目が 離せなくなっていたサンジだった。

罪作りな美しい彼の災難
A6 無線綴じ 表紙クリアPP / 118ページ (本文114ページ) この商品はpixivFACTORYの同人誌印刷サービス( https://factory.pixiv.net/books )で印刷・製本されます。 注意!必ず確認をお願い致します。 ※※※すでに持っている方、読んだことがある方は、ご購入を気を付けて下さいませ。 ※利用規約に伴い、タイトル変更しました。 ※重要※以前はインモラルドラッグというタイトルで販売しておりました。タイトルを変えただけで内容は全く同じです。 ロー受け小説は一つしか販売してないので何らかの形で購入済みであれば、同作品です! そして、以前、pixivに公開していた作品でもあります。 (今は公開していません。) ※冒頭部分を是非とも照らし合わせて同じだと思ったら購入は、 よく考えて下さいませ。 44129文字 ロー総受け小説です。鬼畜な展開ですのでご注意下さいませ。 サンジとゾロが薬を使ってかなりローに酷いです!! 本当に酷いので何でも大丈夫な方のみ!自己責任でご購入を検討下さいませ。 その対比でルフィとは純愛展開です。 おまけでシーザー×ローもあります。 こちらもローがかわいそうなエロです。 時系列はパンクハザード辺りのはなしです。 せっかくだから本にしてみました。 小説冒頭部分↓ その姿を、美しいと思った。 それは極自然に浮かんだ言葉だった。 それを目に映すたびに、やっぱり美しいとしか言葉が思い浮かばなかった。 サンジは、海賊船サウザントサニー号の二階に設置されているキッチンから出て、 すぐ目の前にある手摺に肘をかけて、甲板を見下ろしていた。 サンジの視線の先には、船の右舷側に肘を付いて、海を眺めて佇むトラファルガー・ロー が居た。 ルフィのいつもの気まぐれで、また正体の良く分からないものを船に招き入れやがって… と諦めつつも許容したのはほんの数日前。 しかしやはり我が船長ルフィの、鑑識眼は間違いないと、感心しているのが今現在だ。 見た目の美しさもさることながら、ローという男は、知れば知るほど不思議とその魅力の 虜囚となってしまう。 コックの視点から見れば、食べ物の好き嫌いの多い実に面倒くさい男だった。 しかしそれが、あの知的で冷静で気位の高そうなローが、子供みたいに不貞腐れた顔を サンジにだけ向けて、パンは嫌いだ。 と言われた日にゃあ 何故だかいつもより張り切っておにぎりを作って、お姫様に献上するような気分で そりゃあ、おにぎりをローに差し出すさ。 それで美味しいと喜んでくれると思いきや、一旦口に入れたおにぎりの具を おえっ…と吐き出して、ローはこれ以上ないというくらいの渋面を作って見せて 「…梅干は嫌いだ。」とのたまった。 アレが嫌いだコレが嫌いだと子供みてぇに…とサンジの内心のイライラは計り知れない。 少量だったとしても、食べ物を粗末にする行為は許しがたいのだ。 女子に対しては寛容なサンジだか、男に対してその寛容さを発揮された事がない。 しかしソコをグッと堪えてローを睨んでいると、ローに涙目で睨み返された。 「………。」 「……あ!………わ…悪い…」 泣くほど嫌いだったのかと、涙ぐんだローに眼を奪われて、思わずサンジは謝罪して しまった。なんというのか涙目の金色の目が、とても美しかった。 「…う…梅干じゃねーだろうな…?」 ローが恐る恐る次のおにぎりに手を伸ばす。 「違うよ。」 サンジが言うと、案外あっさりとローは次のおにぎりに食いついた。 その食いつきの潔さに、少しだけ意外だと感じてサンジは目を見開いた。 用心深そうな印象をローに持っていたので、泣くほど嫌いなものを食わされた直後だけに 羹に懲りて膾を吹くような、不必要な慎重さを見せるかと思いきや あっさりサンジの言葉を信じたのだということがその行動で見て取れた。 疑う必要のないところでは、こっちが不安になるほど簡単に信じてしまう 人の良い男なのだと思わせ、サンジは知らずに優しげに微笑んでいたのだった。 さらには、次のおにぎりの具の焼き鮭がどうやらローの好みにあったらしく 「うまい。」と言って口いっぱいに頬張り、ひまわりの種を口いっぱいに入れたハムス ターみたいに、ほっぺたを膨らませ、小さな口を一生懸命動かして咀嚼しているローの 顔の可愛らしさの破壊力といったら…筆舌に尽くしがたい。 天使かと思ったほどだ。 優しげに微笑み、愛玩動物でも愛でるような眼差しでローを見ていたら 「なんだよ?」とローに不思議顔をされたのでサンジは「なんでもない。」とそっぽを 向いた。 そっぽを向いたサンジの頬は微かに赤く染まっていた。 そんな出来事を思い返しつつ、サンジはローの姿を見詰めていた。 美しいと思うのは、なにも見た目だけの事ではない。 ローを見ていると何故だか、海賊だというくせに、荒々しさや粗雑な印象はなく どちらかと言うと凛として清廉で美しい。 その美しさの裏にはどこか危うく、千切れるギリギリまで引っ張られた弦のような緊張感 もともなう。 その上、つねにあの濡れたようなしっとりとした色気を、首筋や手首や指先やあるいは ふとしたときの眼差しから溢れさせているので、ますますローに魅せられて近頃は目が 離せなくなっていたサンジだった。